2006年12月06日

レッズについて考えてみる

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土曜日埼玉スタジアムにて浦和レッズが優勝を決めました。対戦するガンバ大阪とレッズ、どちらかが優勝という直接対決で、観客動員はJリーグ記録となる6万2241人。試合開始前の人文字にはシビレマシタね。明日はサカマガ買ってこよう。

それにしても『リーグのお荷物』とまで揶揄されたあのレッズが優勝するとは、本当に感慨深いものがあります。野球で言えば阪神の2003年の優勝みたいなもんでしょうか。創世記からJリーグを見続けているものとしては、今回のレッズの優勝は本当に嬉しいです。

さて、今回はちょっとだけレッズのことを考えてみましょう。

ご存知の方も多いとは思いますが、レッズの正式名称は『浦和レッドダイヤモンズ』。レッドはチームカラーで全身の三菱重工サッカー部のユニホームの色からとられ、ダイヤモンドは三菱グループのシンボルであり、一般名称である「ダイ“ア”モンド」の名を使わないことにも三菱とのかかわりが見て取れるでしょう。創設から1996年までのチーム名は、『三菱浦和レッドダイヤモンズ』。そして現在も株式会社三菱自動車フットボールクラブが運営を行なっている。

しかし、三菱自動車工業の完全出資子会社であった三菱自動車フットボールクラブであったが、近年は地元自治体や地元企業の資本参加が目立って増えてきた。これはJリーグが掲げる100年構想の『地域密着』を推し進めるもので、1996年12月に埼玉県と浦和市が増資を引き受け、さらに2000年12月に増資が行なわれ、地元企業の埼玉縣信用金庫、藤島建設・藤島住宅、エコ計画などが新たに出資者として加わった。

そして皆さんもご存知かと思いますが、昨今の三菱ふそうの一連の騒動、三菱グループの不祥事などにより三菱グループ自体の業績が悪化。2005年にはそれまで結んでいた損失補填契約を解除し、また、それに代わる定額支援も受けていない。(日本のプロスポーツでは国税庁が特別にその親会社に対して広告費を全額損失扱い(非課税)とすることを認めているため、親会社から子会社のチームに対して多額の資金提供が行なわれている。)つまり収入構造は実質的に市民クラブと変わらない

営業収入はJリーグ全31クラブの中で最も多い58億400万円。背景にはJリーグで常に1、2を争う観客の多さが挙げられ、過去7シーズンでJリーグの年間最多観客数を記録しており、2006年は77万人以上(1試合平均 45,500人以上)という、Jリーグ史上最多記録を大きく更新する数字で再び1位となった。さらに招待券が極めて少なく(全体の0.5%以下)、シーズンチケットの割引率も低い(10%以下)、さらにグッズ収入が年間10億円近くあることなどが入場料収入の確保に高い安定性をもたらしている。

入場料収入やグッズ販売収入は主としてチーム強化の財源となり、優れた環境における選手育成、積極的な戦力補強、そして魅力的なチーム作りを可能にしている。近年トップチームは優勝争いを繰り返し、また日本代表を多く輩出している。このためマス媒体露出機会もかつて以上に多くなり、大口契約を希望するスポンサーが途切れない。ユニフォームはナイキ社が提供しており、2007年からは4年間で16億円の契約に更新することが報じられている。ユニフォーム胸部の広告枠はボーダフォンが2005年から2年間で10億円の契約を結んでいる。いずれもJリーグ全31クラブの中で最高契約額である。

さて、ここから。

胸スポンサー枠は前述の通りボーダフォンジャパン(現在はソフトバンク)が1年5億という破格値で契約しているのだが、背中スポンサーは三菱ふそう、パンツロゴスポンサーは三菱自動車が格安でスポンサー契約を結んでいる。これは損失補填費として大額の資金提供を前提としたものだったが、それから決別した現在ではこの2箇所のスポンサーは全く意味を成さない。この部分を開放すれば背中で3億円、パンツで1億円程度の収入が増えることになる。

もうひとつがチーム名。前述の通りレッズの正式名称は『浦和レッドダイヤモンズ』であるが、チームが発足した頃よりこの名称は殆ど露出することなく、チームは呼称の『レッズ』と呼ばれることが殆どである。(これはオフィシャルサイトのチームプロフィールのページにもはっきりと記されている)

収益構造が市民クラブと変わらなくなった現在、この際思い切ってチーム名を正式に『浦和レッズ』と変更してみてはどうかと考える。チーム名にダイヤモンドを冠している限り三菱グループのイメージが払拭されることはなく、完全なる市民クラブへの大きな足枷(あしかせ)になるには違いない。チーム名の変更はさほど珍しいものでなく、過去にはブランメル仙台→ベガルタ仙台、鳥栖フューチャーズ→サガン鳥栖→大分トリニティ→大分トリニータなどがあり、来年には京都パープルサンガが京都サンガFCへと名称を変更する。

さらに、これだけファンが多いのだからソシオ制度を充実させてみてはどうかと考える。ソシオとは会員の会費により運営を支えている組織のことで、日本のサッカークラブでもファンクラブとして多く採用されている。

私の考えるソシオ制度の充実とはファンクラブと一線を画したもので、広くファンにクラブの株式を公募し、相互に持ち合ってみてはどうかというものである。この方式は日本ではコンサドーレ札幌や水戸ホーリーホックが有名で、いずれもファンは一口5万円でクラブの株主となれる。株式公開には多くの問題もあるがクラブは株式の一定数以下の一部を一般公募すればいいし、大きな話題にもなる。なによりファンがクラブの株式を所有することで、さらにクラブ愛が増し、ファンの力が増大するに違いない。

このソシオ制を充実させ、欧州のような背番号の上に選手名の入るユニホームにしてもらいたい。レッズには収益を高めるためだけのユニホームスポンサーは必要ないだろう。

チーム名をレッドダイヤモンズからレッズへ

ソシオ制度を充実させファンとのストックオプション(相互持株)を

ユニホームスポンサーを胸部分だけにして、背中上部に選手名を

この3点を実行していただければおいらは一生レッズファンになる

(もうひとつのお願いはユニホームは常に格好良く)
posted by さざん at 00:45| Comment(0) | TrackBack(2) | サッカーのこととか
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