2006年12月18日

クラブワールドカップ

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FIFAのブラッター会長は17日、会見し「観客動員、スタジアムの質、運営の質などバーが高くなった。日本以外の国が開催するのは難しくなる」と発言。08年大会はメキシコが開催国に立候補したことを明かした上で08年以降も日本で継続的に開催する可能性を示唆した。今後、出場チームが増える可能性があり(1)開催国とオセアニア王者とのプレーオフの勝者(2)前年度優勝チーム(3)欧州と南米の2位の3案が浮上している。また、川淵キャプテンによると前回大会は1億5000万円の赤字を出したが、今年は3億円の黒字になる見通しだという。



気が向いたのでサッカーのことでも書いてみよう。

サッカーが好きな私なんですが、昨日まで行われていたこのクラブワールドカップがどうもいまひとつ。それは日テレの放送がウザイとか、う○と○やが嫌いだとかそういうのじゃなくて、どうも盛り上がりに欠けます。

ワールドカップはもちろん、ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝(とか注目カード)や、さいたまダービーでさえ試合が始まる30分も前からテレビの前で正座している私ですが、クラブワールドカップにはそんな緊張感が全くないんですね。たとえ来年、浦和が出場権を獲得して決勝までコマを進めてバルサと当たるようなことがあってもそんな緊張感はないでしょう。浦和のことが決して嫌いなわけでもないですし、「浦和とバルサだって!」ってわくわく感はあるでしょうが、ピリつくような緊張感は生まれないでしょう。

そんな緊張感は2004年まで行われていた前身のトヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)ではありました。欧州王者と南米王者のガチンコのぶつかり合い、両対戦チームはこの1戦の為に調整を合わせ、試合は真剣勝負の一発勝負。時には死人が出るほどの激しい戦いを日本で見られるなんて夢のような大会でした。もちろんこのときは正座して試合が始まるのを待ってました。

さて、なぜこんなにも緊迫感の欠ける大会となったのでしょうか。私のサッカー熱が冷めたわけではありません(こないだのJ最終節は正座して見てた)それは、6大陸全てに門戸を開いたがために実力差が目に見えてわかる対戦をだらだらと並列して行わなければならないような運営方式になったからでしょう。しかも6チームのトーナメント戦であるための不均衡感、大会が欧州リーグが開催中に行われる為、短期間で9試合を組み込まなければいけない過密日程によって選手のモチベーションが下がる、といったマイナス面ばかりが目立っている。

特に最後の過密日程は欧州クラブにとっては悲惨で、今回のバルセロナは日曜日にリーグ戦を戦い、月曜日に日本へ向けて出発し火曜日に到着。5日間で2試合を消化し、月曜日に帰国して水曜日に自国のリーグ戦がある。こんなとんぼ返りしている間に2回転しているような日程じゃいくら強いチームでも勝てません。

気候も風習も違う国に「同じ時期に同じようにリーグ戦をしろ!」と言うのは無理だろうから、どの国もリーグ戦が一時中断される6〜7月あたりか、せめてウインターブレイク(正月休み)に開催してほしいものです。(そのどちらにも弊害があるのは事実ですが)

このクラブワールドカップの前身となったクラブ選手権は第1回大会が2000年にブラジルで開催された。第2回大会は翌年スペインで行われる予定(アジア代表としてジュビロ磐田が参加)だったが、放映権管理をしていたISL社の倒産や前回大会の不評などが影響し、開催は中止され、以後立ち消えとなっている。そして中止された第2回大会としてトヨタカップで実績があった日本での開催が決定。それまで行われていたトヨタカップと統合し、開催され、以後トヨタカップでの実績と完全中立国の強み、観衆の質、テロの心配がなく安全に開催できることから2007年までは日本での開催が決まってる。しかしFIFAは将来的には各大陸持ち回り開催としたい意向を持っており、そのために開催国枠の設置等が検討されている。

「泣いても笑っても1戦限り」というトヨタカップには歴史の重みと緊張感がありました。是非もう今一度このトヨタカップを復活して開催してもらいたい。クラブワールドカップを行うのであれば別の時期に、日本で開催しなくてもいいのではないだろうか。FIFAの意向通りワールドカップのような運営方式で盛り上げてもらいたい。そのためには試合数を確保することが重要になってくるので、リーグ戦方式にしてみてはどうかとも考えるし、日程がきついのであれば初夏に開催し、ワールドカップやオリンピックと重なるようであればその隔年の2年に1回の開催でも十分である。

過去2大会の各大陸王者(オセアニアはアジアと統合)、前回優勝クラブと開催国枠の12クラブで1次リーグは4クラブ×3組・各組1位の3クラブで順位決定戦をすれば、22試合が確保できる。6クラブ×2組・各組2位までのトーナメント戦で34試合だ。これだけ試合があれば盛り上がるに違いない。

欧州と南米で優劣をつける大会は50年も前からあったが、真の世界一を決める大会はまだまだ始まったばかり。インターコンチネンタルカップだってH&Aから日本の単独開催となった大改革があったわけだから、このクラブワールドカップのこれからの前進的な発展を願おう。改善する余地があるほど未来は明るいのだ。

それにしても、今年のクラブワールドカップの決勝戦はしびれるほど面白かった。2回戦でバルサとアルアハリが当たっていれば…なんて考えるのは私だけではないはず。決勝が本来のトヨタカップなら…と考えるのも私だけではないはず…。
posted by さざん at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカーのこととか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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