2007年04月04日

IMG_0175.JPG

昨日は来年新調する纏の絵を描いていました。

下出の地車が新調すれば纏も変わるのかどうか、と話題があったようですが、纏は地車の分身と考えられますので、地車の新調時は当然纏も新調されます。だんじりですとデザインを変えなくとも、新品の纏を新調することがあります。

うちの町は元々纏を使用せず、昭和61年の新調時から纏の代わりに大団扇を使用しておりました。平成7年、法被の新調を機に現在の染抜き旗の纏を新調し、以後それを使用しています。

纏はだいたい12年か8年の周期で新調されることが多いので、今回の地車新調に合わせて纏を新調するにもちょうど良い時期でしょう。


ちなみに今回の纏新調にはちょいとした逸話がございます。

前提条件として、、うちの町の纏は他の多くの町と同じく青年団が管理しており、製作、修復するにも青年団の意思が尊重されております。もちろん祭礼本番で纏を持つ番も青年団がしております。

近隣の町がどんどん立派な纏を新調してゆく中、つい数年前に町内(特に長老方や祭りに参加していない町民)から「下出にも立派な纏を…」と声が上がりました。

ちょうど大西町、榮組、波有手組が纏を新調し、特に榮組にいたっては『泉州一』とも言われるぐらいの豪華絢爛なものを新調してきた折、町の方々は『時代に後れた染抜きの旗』を纏に使用している自町を見て不憫に感じたのでしょうか。「お金は町が出すから立派な纏を作ってくれ」と、青年団に対して要望が出されました。

それを聞いた青年団は、「新調を控えた今の時期に纏を新調するなど論外。我々は現在の纏に誇りを持って曳行しており、この纏と共に現やぐらの曳行を全うしたい。もし青年団の意向を受け入れてもらえず本年度中に纏を新調することがあれば、今後一切の纏番を放棄すると共に、本年度の祭礼参加を見合わせる。」との見解を示しました。

これを聞いた町の上部者も、「なんとも。青年団にそのような固い意志があるのなら」と、地車の新調と同時に纏を新調することを了承し、更に「今の纏を大切にしてやってくれ」と現在の纏の修復をも認めてくださいました。


このように来年の纏の新調は、皆に理解され、認められ、期待されて新調されるものです。青年団は何年もかけて「どんな纏がいいのか」と何回も何回も協議しています。格好の良いもの、町の特徴が表れているもの、他の町にはないような特徴的なもの、一目見ただけで下出とわかるもの、宮入用にもう一本、など要望は沢山。

てなわけで纏のデザインを任せられたおいらはすんげぇプレッシャー(´・ω・`)何年も何回も纏の絵を描いていますが、書くたびに「え〜…」やの、「なんかなぁ…」やの、「中北の纏がカッコエエからあれがいい!」やの、そんな要望全て受け入れてたらキリがない!

だもんで、纏はこれ(昨日書いたやつ)でいきます!あんまり期待してもらったら困るけど、カッコエエで!
posted by さざん at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 祭りのこととか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/37693785

この記事へのトラックバック